配送区分【家具・大きさ2】軒先渡し
近代的な家具デザインの名作とも称される<ドムス チェア>は、イルマリ・タピオヴァーラにより、ヘルシンキの学生寮「ドムス アカデミカ」のためにデザインされました。高い評価を受けた<ドムス チェア>は、フィンランドを代表する椅子として「フィンチェア」という愛称でも呼ばれるようになります。三次元に曲線を描く、人の身体に沿った座面など、長期間座っても疲れにくく、心地良く過ごせるデザインを追及しています。特徴的な小さめの肘掛けは、肘置きとしての役割をきちんと果たしながら、テーブルに椅子を引き寄せやすいように考慮されています。1946年に誕生した<ドムス チェア>は、今もなお、世界中で愛され続けています。
SIZE
W58×D54×H79(SH44.5) cm
素材
本体:オーク材 ナチュラル ラッカー仕上
背座:オーク材 ナチュラル ラッカー仕上
原産国
フィンランド
デザイナー
イルマリ・タピオヴァーラ
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Artek – イルマリ・タピオヴァーラ
イルマリ・タピオヴァーラ:アアルトの精神を受け継ぐフィンランドデザインの巨匠
フィンランドのハメーンリンナに生まれ、ヘルシンキの大学ではアートと家具デザインを専攻したイルマリ・タピオヴァーラ(1914 – 1999)。パリでル・コルビュジエの事務所に務め、1938年、彼はヘルシンキの北にあるラハティの大手家具メーカーのアートディレクターに就任します。戦争後、人々のより良い暮らしのために、タピオヴァーラは量産可能な家具の開発に注力するようになり、1946年に妻アンニッキとともに手掛けたドムスアカデミカのプロジェクトを成功に導いたことで、一躍その名を広め、代表作となる<ドムス チェア>が生まれました。イルマリ・タピオヴァーラの活動は、いつの時代も社会のニーズに適切に対応した「人々のためのデザイン」という考え方に根ざしていました。戦中戦後の厳しい環境のなかで、民衆が本当に必要とする有効なものづくりを実直に目指したタピオヴァーラの精神は、時代や地域の差異を超えて、いまでも世界中の人々の心に響き渡ります。