無垢テーブルはどう選ぶ?無垢材家具の選び方をご紹介

2020.06.18

無垢テーブルはどう選ぶ?無垢材家具の選び方をご紹介

無垢材とは天然木から取り出した木を、1枚の板に加工した木材のことです。無垢材を使用したテーブルはあたたかみのある手触りが感じられ、美しい年輪や木目など木そのものを味わえると非常に人気があります。無垢テーブルはいわば一点もので、選ぶ際に迷ってしまうこともあるでしょう。本記事では無垢テーブルの選び方5つのポイントをご紹介します。

目次

無垢テーブルの選び方5つのポイント                                                                                     

・機能性で選ぶ
・デザイン性で選ぶ
・天然木の種類で選ぶ
・無垢材の良さを活かす無着色であるか
・丈夫さをチェック

 

無垢テーブルの選び方5つのポイント

無垢テーブルを選ぶ際には、機能性・デザイン・天然木の種類・無着色であるか・丈夫さの5つのポイントをチェックしましょう。無垢テーブルはメンテナンスをしながら長く愛用できる家具です。後悔しない無垢テーブルの選び方をご紹介します。

 

機能性で選ぶ

無垢材の家具は木材を保護する目的で、仕上げ塗装がされています。その塗料により機能性が異なり、ライフスタイルや好みに合わせて選ぶのがおすすめです。一般的な無垢テーブルに多いオイル塗装とウレタン塗装の機能性についてご紹介します。

 

オイル塗装

オイル塗装とは木の表面に植物性のオイルを染みこませて仕上げる方法です。表面をコーティングしないため、木そのものの手触りや色合いを楽しめます。小さな傷や汚れなどはやすりを木目に沿ってかけ、オイルコーティングをするとかんたんに修理できるのはオイル塗装の無垢テーブルのメリットでしょう。

一方オイル塗装の無垢テーブルは水に濡れるとシミができやすく、すぐに拭くなどこまめなお手入れが必要になり、定期的なメンテナンスが必要になります。少々メンテナンスの手間はありますが、無垢材の風合いを楽しみたい方や家具を育てながら使っていきたいという方はオイル塗装の無垢テーブルがおすすめです。

 

ウレタン塗装

ウレタン塗装とは木の表面にポリウレタン樹脂を吹きかけコーティングをして仕上げる方法です。表面がコーティングされているので水や汚れに強く、サッと拭くだけでお手入れができオイル塗装のようなメンテナンスをする必要がありません。ウレタン塗装の無垢テーブルはお手入れがしやすいため、小さなお子様やペットがいるご家庭でも使いやすいでしょう。

 

ただし深い傷がついてしまった場合、オイル塗装の無垢テーブルのように自分で修理するのは難しくなります。また表面をコーティングすることで水や汚れには強いですが、木本来の手触りなどは少々薄く感じられるかもしれません。お手入れのしやすさや、使いやすさを重視する方はウレタン塗装の無垢テーブルを選ぶとよいでしょう。

 

 

デザイン性で選ぶ

無垢テーブルを選ぶときに一番気になるのはやはりデザインです。パッと見たときの第一印象はもちろんですが、天板の厚みや脚のデザインに注目してみるとお部屋全体の雰囲気に合わせやすくなります。

 

天板の厚み

テーブルの天板の厚みは雰囲気やイメージに大きく影響し、設置するお部屋の印象をガラリと変えてしまいます。天板の厚みに良い悪いはありませんが、無垢材の素材感をより活かせる厚みを選ぶのがよいでしょう。天板の厚みが与える印象と、無垢材の素材感が行きやすい厚さをご紹介します。

 

・薄め(25〜30mm程度)

無垢材の素材感を感じさせるも軽やかな印象になりやすく、圧迫感を与えにくい厚み。

 

・普通(40mm程度)

無垢材の素材感を感じやすく、高級な印象を与えやすい。テーブルの存在感が大きくなる厚み。

 

・厚め(50mm程度)

無垢材の素材が活きやすい厚さ。存在感と高級感があり立派な印象を与えやすい。

 

脚のデザイン

無垢テーブルの脚のデザインは、テーブルの印象を大きく変えるポイントです。脚のデザインは大きく分けて3タイプ、5種類あります。

 

1.【4本脚テーブル】

角柱脚・・・角柱脚はオーソドックスなデザインで、安定感を感じるのが特徴です。柱の形をした均一な太さの脚をしています。

 

角テーパー脚・・・脚が上から床に向かって脚が先細りになっているデザインが特徴です。角柱脚よりもスッキリした印象になります。

 

丸テーパー脚・・・角テーパー脚と同様に上から床に向かって脚が先細りになっており、角のない丸みのあるデザイン。やさしい印象あり、手触りがいいのも特徴です。

 

2.【2本脚テーブル】

天板を2本の脚で支えるデザインで、4本脚テーブルよりも全体がスッキリした印象になります。脚の太さや幅により、スッキリしつつも重厚感を醸し出すデザインもあります。

 

3.【鉄脚テーブル】

無垢材の天板に鉄の脚がついたテーブルです。異素材の組み合わせがスタイリッシュになりやすく、スマートな印象を与えます。

 

 

天然木の種類で選ぶ

無垢材になる天然木の種類によっても雰囲気は大きく変わります。無垢テーブルに使用される代表的な天然木の特徴をご紹介します。

 

ウォールナット材

クルミ科の木から切り出された木材をウォールナット材といいます。高級木材として知られており、重厚感や高級感を与えやすい雰囲気を持ちます。木肌が美しく使いこむほどに薄い色へ変化し、味のある風合いになっていくのが特徴です。

 

オーク材

オーク材はブナ科の紅葉樹から切り出された木材です。虎斑(とらふ)と呼ばれる模様は、虎の毛皮のよう見た目をしているのが特徴で、大きくはっきりした木目がみられます。耐久性が高くダイニングテーブルに多く使用されている木材です。経年変化により徐々に色が濃くなり、褐色に変化していきます。

 

パイン材

マツの木から切り出された木材をパイン材といいます。節がはっきりしており、ナチュラルな雰囲気を感じやすいのが特徴。北欧のインテリアとの相性もよく、木肌がやわらかいので温かみのある印象を与えます。パイン材は使いこむほどツヤが増し、飴色に変化していきます。

 

無垢材の良さを活かす無着色であるか

長い年月をかけて生長した無垢材は、天然木の年輪や木目といった木の表情が見られることが魅力です。その魅力を最大限に活かすには無着色で仕上げられていることがポイントになります。無着色の無垢材は使いこむほどに色が変化し、風合いが増すのが特徴です。

 

着色された無垢材ですと天然木本来の表情が見えづらく、経年変化も着色の剥がれとして見えてきてしまいます。無垢テーブルは長年愛用することで傷や色の変化も味わいになり、どんどん馴染んでいくのが魅力です。無垢テーブルを選ぶ際は、無着色であることを大前提に選びましょう。

 

丈夫さをチェック

天然木から取り出される無垢材は、天然木自体が頑丈でしっかりしているため丈夫なのも特徴です。世界遺産に登録されているような建物にも無垢材が多く使用されており、耐久性にも優れています。

 

テーブルの天板や脚などに強度の高い無垢材が使用されているとさらに丈夫さが増すため、無垢材の種類に注目するとよいでしょう。また組み立て方によっても強度は変わります。接合部分の面積が大きくなるフィンガージョイントなどの技法や、細部まで設計にこだわったテーブルを選ぶのがよいでしょう。

 

まとめ

無垢テーブルを選ぶ際デザインはもちろんですが、お手入れのしやすさや丈夫さなど機能面にもこだわって選びましょう。無垢テーブルは一生ものといわれ、長く使うことができます。後悔しないようじっくりお気に入りの無垢テーブルを選んでくださいね。フォルムスでは設計にこだわり、シンプルで洗練されたデザインの無垢テーブルを多数取り揃えております。気持ちのよい空間作りにぜひ、無垢テーブルを取り入れてみましょう。

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