冬、ぐっすり眠れていますか？

2025.02.22

冬、ぐっすり眠れていますか？

こんにちは、本日冬の睡眠についてお話したいと思います。
長くなりますが、簡潔に大事な要素をお伝えできればと思いますのでぜひ読んでくださいね。

先日、こんなお客様がいらっしゃいました。
「冬は睡眠時間が長い割に、眠りが浅い気がする。」

これ、間違いないんですね。睡眠時間は、冬は長くなり、夏は短くなる傾向があることがわかっています。冬は日が暮れるのが早くなり、また寒いため早く寝床につく人が多いんですね。私もそうです。ただ、寒さにより日中の活動量が減り、また寒さにより体内の熱が放出されにくいため、睡眠中の体温が下がりにくく、ぐっすり睡眠が取れないことがあるそうです。それを補うように睡眠時間が自ずと長くなると考えられています。このように、冬は睡眠時間は長くとも、必ずしも良質な睡眠がとれているとは言えません。ぐっすり眠ることは免疫力を向上させ、健康な生活へとつながります。

それでは満足する眠りを手に入れるにはどんな方法があるかお伝えしていきたいと思います。

冬の睡眠の質を向上させるためには

1.寝具は眠る前に温める
よく寒い時期に活用される電気毛布をはじめとする温熱寝具がございますが、実はあまりおすすめは致しません。あたたかく、つい頼ってしまいがちですが、使い方を誤るとさまざまな要因から体調を悪くすることも考えられるのです。詳しい理由は省きますが、冬安全にぐっすり眠るためにも温熱寝具に頼らない快眠法を実践してみましょう。
電気毛布をお使いの方は、眠る前に寝床を温めるのみに使用し、布団に入る際にはスイッチは切ることが大切です。これで布団に入った時のヒヤリ感は十分に防ぐことができます。

2.ぬるめのお風呂にゆっくりと
冬は身体が冷えて、なかなか眠ることができない季節です。寝る前にせっかく布団を温めていても、自分自身の身体が冷えていたら、寝付くことは難しくなります。そんな時は、ゆっくりとお風呂に入ることがオススメ。眠る1〜2時間前にぬるめのお風呂にゆっくりと時間をかけて入浴し、身体を芯から温めましょう。

3.寝室の温度は18〜23℃に
寒さは筋肉を緊張させ、血流を悪くします。また寒いこと自体がストレスになり、眠りにくくなることもあります。快適に眠るためには、寝室の温度に注意が必要です。冬は温室を18〜23℃に設定し、カーテンを厚手のものに替えるなどして隙間風が入るのを防ぎましょう。乾燥すると風邪を引きやすくなるため、加湿器を利用したり、濡れタオルを寝室に干して湿度を上げることも大切。眠る環境を整えることも快眠につながります。

4.廊下やトイレの温室にも注意して!
寒いとトイレに行きたくなりますが、夜中にトイレに行く人は、トイレや廊下などの温度にも注意が必要です。冬でも、お布団の中の温度は33℃前後にまで上昇しています。そんな環境からいきなり寒い廊下やトイレに出ることは、目が冷めてしまうだけではなく、急激な血圧上昇を招き、身体に良くありません。寒さで筋肉はこわばりますが、寝起きで緊張感が低下しているため、つまずきや転倒も起こしやすく、特に高齢者では要注意です。廊下やトイレの温度にも気を配り、なるべく10℃以下にならない工夫をしましょう。

5.寝具を冬用に替える
身体を冷やさないように、パジャマは長袖・長ズボンに替え、布団も冬用に替えましょう。特に冬は、軽くて保温性もあり、吸湿・発散性に優れた羽毛布団がおすすめです。人は保温する時、掛け布団にばかり注意してしまいますが、実は背中からも冷えやすいので、敷布団も保温性のあるものに替えると良いでしょう。寒がりの人はさらにその上に羽毛の敷きパッドを敷くと、また保温性が高まり温かく眠れるでしょう。

以上のように、5つのポイントをあげましたが、やはり自分の体温を利用して寝床内を温めることが第一となります。そのためには天然素材の寝具を使用し、パジャマもポリエステルのものは絶対に避けましょう。「人間は寝ている間にコップ一杯の汗をかく」これ聞いたことがある人大勢いらっしゃると思います。化学繊維は汗を吸いません。ですから、眠る際に肌に触れる下着、パジャマ、寝具は天然素材でなければならないのです。しっかりと汗を吸い、発散することで湿度と温度を調整し、快適な睡眠環境を作ってくれるのです。

寒い冬、睡眠に不満がある方は、ぜひ実践してみていかがでしょうか。そして、今使っている寝具に疑問を感じたら、ぜひフォルムスへご相談ください。